愛宕地区は門前川の南側にあり愛宕山の東側を取り囲んでいる。牛野谷、門前地区は吉川氏の入封以前に洲が陸地化していた。 尾津地区は民間人の手で17世紀から手捌開作が行われ、19世紀藩営の干拓が行われ明治直前に現在の地形が殆ど整った。 明治22年牛野谷村、門前村、尾津村の3村が併合し、村社愛宕神社の社名にちなんで愛宕村となる。 平成17年7月現在の世帯数5,647、人口13,235人になっているが、明治31年10月桂安純氏の「愛宕村記録」によれば戸数382戸、人口2,146人であった。
昭和15年岩国町、麻里布町、川下村、愛宕村、灘村2町3村併合で岩国市となる。昭和30年頃までの農業は稲作が中心であったが、その後蓮根の作付が主になる。
牛野谷、門前、尾津の山手側は宅地化が進み住宅街になる。尾津地区には大型店舗も進出しアパートの混在する商業、住宅地区となる。 現在岩国基地沖合移設のため、愛宕山地域開発事業造成工事が進行中であり、平成20年頃完成の予定である。更に国土交通省により岩国南道路、愛宕山トンネルが貫通し、牛野谷で工事中である。県道都市計画街路牛野谷線、門前線も工事中である。公共下水道、尾津処理区「浄化センター」建設中である。
愛宕地区自治会連合会は牛野谷、門前、尾津3地区の総合体である。前期総会、清掃作業、役員会、年末忘年会、視察研修、後期総会等を年中行事としている。
・牛野谷地区自治会連合協議会 12自治会 1,269世帯 ・門前地区自治会連合会 19自治会 1,652世帯 ・尾津地区自治会連合協議会
15自治会 1,491世帯 三地区とも、それぞれ総会を開催し、役員を選出し、地区の諸問題について協議し、地区の発展のために務めている。
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